「未来には雛祭ってあるの?」 「何事でござるか、やぶから棒に」 「あたしって3月3日生まれだから誕生日が雛祭でさ。愛着あるんだよね」 「ううむ、聞いたことござらんが……。しかし、言葉の響きから察するに、雛のための祭でござるな。まさに千歳殿にうってつけ――」 「!!」 龍膽はお星様になった。